南アルプス(農鳥岳~塩見岳~蝙蝠岳)

日時:08/11~08/15
ルート:奈良田~農鳥岳~塩見岳~蝙蝠岳~二軒小屋

【日程】 2018年8月11日(土)~15日(水)
【交通機関】 電車、バス
【 メ ン バ ー】 L=くま、レイ、ちゃた
【日出/日入】 山梨県(甲府市)(8/13:日出=5:02、日入=18:38)
【コース】
★1日目 8/11(土) 晴れ 歩程(3:50(休憩含む))
松戸駅-日暮里-新宿駅7:00-(スーパーあずさ1号)-甲府駅8:28
甲府駅南口バス①番乗り場9:05-(芦安)-広河原10:58
広河原(バス)11:10-奈良田第一発電所11:49
奈良田第一発電所12:05~吊り橋13:00~大門沢小屋15:55
★2日目 8/12(日) 晴れのち雨 歩程(9:30(休憩含む))
大門沢小屋5:30~木橋6:00~大門沢下降点9:20~農鳥岳(3025m)10:15-西農鳥岳111:10~農鳥小屋11:50/12:20~分岐12:30~水場13:15~三国平合流部14:30~熊の平小屋15:00
★3日目 8/13(月) 晴れのち雨 歩程(6:50(休憩含む))
熊の平小屋5:40~小岩峰7:00~北荒川岳8:35/45~分岐10:30~塩見岳東峰(3052m)11:05~塩見岳(3047m)11:10/20~塩見小屋12:30
★4日目 8/14(火) 晴れ 歩程(10:00(休憩含む))
塩見小屋4:00~塩見岳西峰5:15/35~塩見岳東峰5:40~分岐6:10~蝙蝠岳(2864m)8:10/25~徳右衛門岳10:10~中部電力管理棟12:15~蝙蝠岳登山口13:15/30~二軒小屋ロッヂ14:00
★5日目 8/15(水) 歩程(0:00)
二軒小屋ロッヂ9:15-椹島9:45/13:00-畑薙第一ダム14:00
畑薙14:25-しずてつジャストライン(バス)-静岡駅17:50
静岡駅-(新幹線)-品川駅-松戸駅

【記録】
〇 8/11(土) 晴れ
広河原から奈良田行きのバスに乗り奈良田第一発電所で降りる。今の時期だけなのか登山口には案内所と簡易トイレが設置されていた。
最初は沢沿いの林道を緩やかに登る。砂防ダムから先は登山道になり、吊り橋や木橋を何度か渡り登っていくとそれ程急登もなく大門沢小屋に到着。
天気が良ければ小屋から富士山も見える。小屋の前や裏側には多くのテン場がある。水は小屋前にある蛇口から確保でき、水が豊富なためか温水シャワーもある(4分¥500)。寝る場所は避難小屋風の感じで、マットレスに敷き毛布1枚、掛け毛布2枚が割り当てられた。夕食、朝食は質素な食事である。
〇8/12(日) 晴れのち雨
農鳥岳へは小屋裏側を登る。樹林帯の急な登りが続き、途中には急なザレ場があり周りの枝等を頼りにしながら登る。このコースは登りが良いのか下りが良いのか考えさせられる。その後も急な登りと暑さで堪えるが、時折吹いてくる冷たい風に涼をもらう。石場では駆け回る『おこじょ』に癒される。稜線手前から雨が降ってきた。稜線に出ると鐘が立っており、鐘を鳴らし安全祈願。この先は天気が良ければ展望の良い稜線歩きと思われるが、あいにく雨のため周りは見えない。農鳥岳山頂を通過し西農鳥岳へ向かう。西農鳥岳までのコースは途中岩場があり、雨で濡れていることもあって慎重に通過する。雨が降ったり止んだりの中を歩き農鳥小屋前で休憩。小屋の東斜面にはテン場があり晴れていたら展望は良さそう。
この先は登り返しの間ノ岳経由ではなく、分岐からトラバース気味の道で三国平へ向かう。最初少しのアップダウンがあるが、その先は水平道で気持ち良い歩きとなる。三国平合流点を過ぎると熊の平小屋やテン場が見える。
熊の平小屋も水が豊富で冷たく美味しい水が流れている。寝る場所は小屋の2階を2段ベッド風にした作りになっている。毛布と布団でゆったり。部屋にはストーブがつけられ皆さん濡れた雨具等を乾かしていた。カーテンで仕切った更衣室も設けられていた。食事はまあまあ良かった。
〇8/13(月) 晴れのち雨
今日は塩見小屋までなのでゆっくり出発。樹林帯の中を小刻みなアップダウンで進む。北荒川岳に出ると展望が開け、正面には目指す塩見岳も確認。その後も樹林帯を歩き、崩れそうな急なガレ場を登ると蝙蝠岳との分岐。分岐にはテントが1張あった。その先を登ると塩見岳東峰。先には西峰もあるが東峰の方が少し高い。東峰は狭いのですぐに西峰へ向かう。西峰で休憩していると雨模様になったため急いで小屋へ向かう。西峰からは急な岩場下りとなるため雨で濡れたこともあり慎重に下る。
塩見小屋は事前予約をしていないと泊まれない。塩見小屋の寝る場所は2段ベッド風の作りで全員シュラフで寝る。混んでいるとかなり窮屈だった。トイレは携帯トイレを使用し男性は1枚、女性は3枚配られ、それ以上は有料(1枚¥200)となる。夕食は美味しいカレーでお代わりも。水は天水を一人500mlまで無料。
〇8/14(火) 晴れ
長時間の行程となるため暗い4時に出発。塩見岳山頂でご来光と思ったが少し間に合わなかった。しかし、空がブルーとオレンジに染まる綺麗なマジックアワーは見ることができた。天気も良く山頂からは360度の素晴らしい大展望で遠く北アルプスまで確認できた。富士山が近くて雄大である。これから向かう蝙蝠岳までの稜線も確認し先に進む。分岐から先は岩峰の登り降り。このコースは歩く人が少ないためかコースがわかりづらくファインディングしながら慎重に進む。岩峰を過ぎると正面に蝙蝠岳、右に塩見岳、左に富士山を見ながらの広~い稜線歩きで、他に登山者もいないため山々を独占しているようで非常に気持ち良いコースである。印もなく広く平らな稜線のため天候が悪くなると方向もわからなく迷うようなところである。蝙蝠岳を過ぎ少し下った先からは樹林帯に入るが、そこは苔の綺麗な雰囲気の良い樹林帯になる。徳右衛門岳を少し下ったところに水場への道が分かれる。所々倒木等もあり登山道の迷いそうなところもあるが慎重に確認しながら歩く。電力管理棟の階段を降り、最後急な坂を下ると林道へ出る。隣に沢があったため裸足になり沢の水で足を冷やすと気持ち良い。
二軒小屋ロッジは2段ベッドで多くの個室がある。風呂は16時からで夕食は美味しいコース料理となる。風呂に入って疲れをとった後にベンチや椅子で大自然を感じながらまったり過ごす。なんとも至福なひと時である。

今回の塩見岳登頂によりレイさんが100座達成の記念すべき山行となった。

100座目を一緒に登れて非常にうれしく思う。

”レイさん 100座登頂おめでとう!!”

2 thoughts on “南アルプス(農鳥岳~塩見岳~蝙蝠岳)

  1. レイ

    お陰さまで本当にありがとうございました。
    いつも大変だった山ほど、後からずしんと、感動が押し寄せるんだよなぁ~

    今はみんなに感謝の気持ちでいっぱいだよ!

    ありがとうね。

  2. ちゃた

    くまさん、レイさん ありがとうございました。

    歩きたかった稜線、見たかった景色、堪能できました。
    「おこじょ」さんに遊んでもらい、流れ星も見て(塩見岳中腹にて)
    レイさんの100座目の山頂にも一緒に立てた!

    良かった、うれしい、ありがと~~!!

コメントを残す